知的セルフケアとしての論理的思考の訓練

セルフケア

こんにちは!今回は、セルフケアの中でも「知的セルフケア」に焦点を当てて、「論理的思考の訓練」についてお話しします。

論理的思考と聞くと、「難しそう…」「仕事には必要だけど、日常ではいらないんじゃ?」と思うかもしれません。でも、実は日常生活にも役立つスキルなんです。たとえば、友達との議論で話がかみ合わなかったり、情報を整理できずに混乱したり、感情的になって後悔したり…。こんな経験、ありませんか?

論理的思考を鍛えることで、頭がスッキリし、物事を冷静に考えられるようになります。これが「知的セルフケア」。自分の思考を整理し、ストレスを減らす手助けになります。

今回は、論理的思考を鍛えるための具体的な方法を紹介します!


1. 「なぜ?」を繰り返す

まず試してほしいのが、「なぜ?」を繰り返すこと。これは「トヨタの5回のなぜ(5 Whys)」という考え方にも基づいています。

たとえば、

例)朝、仕事に遅刻した場合

  1. なぜ遅刻したのか? → 「寝坊したから」
  2. なぜ寝坊したのか? → 「夜更かししたから」
  3. なぜ夜更かししたのか? → 「スマホをずっと見ていたから」
  4. なぜスマホを見続けたのか? → 「ベッドに入ってもすぐ眠れなかったから」
  5. なぜ眠れなかったのか? → 「寝る前にカフェインを摂取していたから」

こうやって掘り下げると、本当の原因が見えてきます。「寝坊しないために目覚ましを増やす」ではなく、「夜カフェインを摂らないようにする」ことが根本的な解決策になるわけです。

これは日常のあらゆる場面で使えるテクニックなので、ぜひ試してみてください!


2. ピラミッド構造で考える

論理的思考を強化するには、「ピラミッド構造(MECE)」を意識するといいです。

MECEとは「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略で、「モレなくダブりなく整理する」という意味です。

たとえば、ダイエットについて考える場合…

良くない考え方

  • 運動する
  • 食事に気をつける
  • サプリを飲む
  • ヨガをする
  • 糖質を減らす

これはバラバラで整理されていません。ピラミッド構造を意識すると…

良い考え方

ダイエット方法
├─ 【食事管理】
│├─ カロリー制限
│├─ 糖質制限
│├─ 高たんぱく食
├─ 【運動】
│ ├─ 有酸素運動
│ ├─ 筋トレ
│ ├─ ヨガ
├─ 【サポート】
│├─ サプリメント
│├─ 睡眠管理

こうすると、何をすべきかが一目瞭然ですね!


3. 「事実」と「意見」を分ける

論理的に考えるには、事実と意見をしっかり分けることが大切です。

たとえば、

「この商品は高すぎる!」

これは意見です。なぜなら、「高い」と感じるのは主観的だからです。でも、

「この商品は、他社の類似製品より30%高い」

これは事実です。データを元にした客観的な情報ですね。

普段から、

  • これは事実? それとも意見?
  • 事実なら、どうやって証明できる?
  • 意見なら、根拠はある?

と考えるクセをつけると、冷静に物事を判断できるようになります。


4. 結論ファーストで話す・書く

論理的に話す・書くためには、「結論ファースト」が鉄則。

たとえば、

「昨日、上司に呼び出されて、仕事の進め方についていろいろ言われたんだけど、正直、あのやり方は合わないと思うんだよね。で、結局、別の方法でやることになった。」

これは分かりづらい。結論を先にすると…

「仕事の進め方について、上司と話し合い、最終的に別の方法で進めることになった。」

こうすると、一発で伝わります。

【基本の型】

  1. 結論(何が言いたいのか?)
  2. 理由(なぜそうなのか?)
  3. 具体例(具体的にどういうことか?)

この順番で話すだけで、相手に伝わりやすくなります。


まとめ

論理的思考は、特別なスキルではなく、日常的に訓練できるものです。

  1. 「なぜ?」を繰り返す → 根本原因を見つける
  2. ピラミッド構造で考える → 頭の中を整理する
  3. 「事実」と「意見」を分ける → 冷静に判断する
  4. 結論ファーストで話す → 伝わりやすくなる

この4つを意識するだけで、考え方がクリアになり、ストレスが減ります。知的セルフケアとして、ぜひ試してみてくださいね!

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